STEP1:資産運用の始め方

資産運用とは?意味・種類・始め方を初心者向けにわかりやすく解説

資産運用とは?意味・種類・始め方を初心者向けに解説(V-BIBLE STEP1)

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「NISAがいい」と聞いて調べ始めたのに、投資信託、株、保険、iDeCoと選択肢ばかり増えて、何から手を付ければいいのか分からなくなる。そんな状態で検索した人に向けた記事です。

商品の比較から入るほど、迷いは深くなります。どれが合うかは、家計によって変わるからです。先に決めたいのは、生活費や近いうちに使うお金を残したうえで、毎月いくらなら投資を続けられるかです。

たとえば、来年の住宅購入に使うお金まで投資すると、家を買う時期に値下がりしていても、売って現金に戻すしかありません。

かずとし

私は給料から毎月10万円を天引きし、NISAでも積み立てています。預金・財形・年金まで含めた資産の内訳も、本文で公開しています。

この記事では、貯金と投資の使い分け、運用方法の選び方、積立額別の試算、NISAで始める手順を、初めての人が順番に読めるようにまとめました。

読み終えるころには、「何を買うか」で迷う前に、「自分の家計なら毎月いくらから始めるか」を数字で決められます。

結論から言うと、まずは生活に必要なお金を預金で確保し、当面使わないお金から少額で始めましょう。最初の一歩で迷っている人にこそ、読んでほしい内容です。

資産運用とは?お金を管理して増やすこと

資産運用の全体像。資産運用は「貯蓄(守るお金)」と「投資(増やすお金)」をまとめた言葉

資産運用とは、預金や投資を通じて、持っているお金を管理しながら増やすことを目指す活動です。

預金の利息を受け取るのも、投資信託を買うのも資産運用です。

投資信託は、集めたお金で株式や債券を買って運用する商品です。値下がりして、投資したお金より少なくなることもあります。

「運用」とは、お金を活用すること

「運用」とは、持っているものを目的に合わせて活用することです。お金なら、預けたり投資したりして利息や利益を目指します。

たとえば、預金の利息や、会社が株主に分ける配当です。配当を出さない会社もあります。

証券口座にお金を移しただけでは増えません。何を買い、どのくらい持つかで結果が変わります。

資産運用と投資・貯蓄・資産形成の違い

  • 資産運用:預金や投資でお金を管理し、増やすことを目指す活動
  • 投資:資産運用の手段のひとつ。株や投資信託を買うこと
  • 貯蓄:お金を使わずに貯めること
  • 資産形成:貯蓄と運用で、資産を積み上げていく過程

投資は資産運用の手段のひとつです。預金も含めた全体が資産運用です。

運用で得た利益には約20%の税金がかかる

利益10万円にかかる税金の比較。課税口座は税金約2万円で手取り約8万円、NISA口座は税金0円で手取り10万円
課税口座の上場株式等で、売却益10万円に20.315%がかかる場合の概算です。

課税口座の株や投資信託の売却益には、通常20.315%の税金がかかります。売却益10万円なら、税金は約2万円です。

不動産や暗号資産は、税の扱いが異なります。損益通算などの詳細は国税庁「株式・配当・利子と税」で確認できます。

NISAは運用益が非課税になる制度

2024年からのNISAの枠。つみたて投資枠年120万円と成長投資枠年240万円で合計年360万円、生涯の上限は1,800万円で期間は無期限
非課税保有限度額は取得額ベースです。出典:金融庁のNISA制度解説

NISAは、口座内で買った対象商品の売却益や配当に、税金がかからない制度です。値下がりを防ぐ制度ではありません。

年間の枠は、つみたて投資枠120万円と成長投資枠240万円で、合計360万円です。

生涯の上限は1,800万円(取得額ベース)で、保有期間に期限はありません。売った商品の取得額分は、翌年以降に再利用できます。

少額で積み立てるなら、まずつみたて投資枠の対象商品から調べると整理しやすいです。成長投資枠でも積立はできます。

NISAとiDeCoの違い

違いNISAiDeCo
目的教育費や老後など、幅広い目的老後のお金を準備する
引き出し商品を売って引き出せる原則60歳以降
税金対象商品の利益に税金がかからない掛金が所得控除の対象。運用益も非課税
NISAの現金化には日数がかかります。iDeCoの受給開始年齢は加入期間等で異なり、受取時の税金には控除があります。選ぶ商品により元本割れがあります。金融庁のNISA解説/iDeCo公式

NISAは売って引き出せますが、iDeCoの老齢給付は原則60歳以降です。使う時期と勤務先の年金制度を見て選びましょう。

資産運用は必要?貯金と投資の役割

預金の利息より物価の上昇が大きいと、同じ金額で買えるものが減ります。

そこで、近いうちに使うお金は預金、当面使わないお金は投資と分けて考えます。

預金の利息より物価が上がるとどうなる?

税引前金利0.4%と物価上昇率1.6%を仮定した購買力の概算例
税引前金利0.4%・物価上昇率1.6%を使った概算の例。実際の金利・物価は変わります。

利息が付いても、値上がりに追いつかなければ買える量は減ります。

預金金利と物価の差を計算すると?+ タップして補足を読む− 閉じる

三菱UFJ銀行は、2026年8月3日から円普通預金金利を年0.40%(税引前)に改定しました。以下は当時の金利を使った説明です。出典:三菱UFJ銀行・2026年6月16日公表資料。

比較に使う物価は、総務省が2026年7月24日に公表した2026年6月分の全国コアCPIです。生鮮食品を除く総合指数の前年同月比は1.6%でした。出典:総務省・2026年6月分の公表結果。将来の物価予測ではありません。

単純に差を取ると、金利0.4%-物価上昇1.6%=約マイナス1.2%です。ただしこれは税引前の概算。厳密な購買力の変化は「1.004÷1.016-1」で約マイナス1.18%となり、預金利息への税金まで含めると目減りはもう少し大きくなります。

同じ条件が20年続いた場合

仮に税引前金利0.4%と物価上昇率1.6%が20年続くと、100万円の購買力は「100万円×(1.004÷1.016)の20乗」で約79万円になります。利息を加えた残高自体は増えますが、買える量は減る計算です。実際には金利も物価も変わるため、将来の残高や価値を予測した図ではありません。

貯金と投資は使う時期で分ける

貯金と投資を使う時期で分ける図。近いうちに使う生活費や急な出費は預金、当面使わない老後資金などは投資に回す
値下がりしても困らない金額は、家計によって違います。
あやか

貯金と投資、どう分ければいいですか?

来年の住宅購入に使うお金と老後のお金では、使うまでの期間が違います。

近いうちに必要なお金は預金に残し、当面使わないお金のうち、値下がりしても困らない分を投資に回しましょう。

2,000万円を貯金だけで用意するには?+ タップして補足を読む− 閉じる

たとえば、老後に向けて2,000万円を用意したいとします。これは計算のために置く目標額で、すべての世帯に共通する不足額ではありません。年金見込み額、住居費、退職後の働き方を踏まえて、必要な金額を考えます。

利息を考えず月5万円ずつ貯めるなら、2,000万円まで33年4か月です。一方、運用を組み合わせた場合は利回りによって到達時期が変わります。積立の早見表では複数の仮定を並べていますが、計画どおりに増えない場合も見込んでおきましょう。

複利は利益を再投資する仕組み

複利の図解。毎月5万円を積み立て、利益も再投資して年5%が30年続くと約4,161万円(元本1,800万円)になる試算
毎月末に5万円を積み立て、年5%(年率を12で割った月複利)で30年運用できたと仮定した試算です。税金・手数料は除き、将来の成果を保証しません。

複利とは、運用で得た利益を元のお金に加えて再び運用し、その合計額に利益が付くことです。

月5万円を年5%で30年運用できたと仮定すると、約4,161万円です。そのうち元本は1,800万円です。

ただし、利益は毎年一定ではありません。再投資しても、利益が保証されるわけではありません。

早く始めるほど、運用期間を長く取れます。積立額ごとの20年試算は積立額別のシミュレーションで比べられます。

資産運用はやめたほうがいい?リスクと備え

投資には、元のお金より減る「元本割れ」のリスクがあります。

生活費まで投資すると、値下がりしたときに売るしかなくなります。

投資を始める前の4ステップ

投資を始める前の4ステップ。借金を返す、生活費の3〜6か月分の生活防衛資金、使う予定のお金を分ける、残りの余裕資金で投資
生活防衛資金の「生活費の3〜6か月分」は、この記事で置く目安です。

借金の返済と現金の備えが先です。残ったお金が、投資に回せる「余裕資金」です。

資産運用を始めていい人・まだ早い人

  • 急な出費や近いうちの支払いに必要なお金を残せている → 余裕資金の範囲で検討
  • 近いうちに使う予定のお金しかない → 貯蓄を優先
  • 借金(リボ・カードローン)がある → 返済が先

生活防衛資金の確保が先

失業や急な出費に備えて残すお金を、「生活防衛資金」と呼びます。

この記事では、生活費の3〜6か月分を一つの目安にします。扶養家族や雇用の安定性、保険の状況でも必要額は変わります。

備えがないと、相場が下がっていても売るしかありません。安く売れば、損失が確定します。

使う予定のお金まで投資しない

使う期限が決まっているお金は、投資と分けておきます。積立か一括かは関係ありません。

たとえば、来年の住宅購入に使う300万円を投資したとします。購入時期に値下がりしていれば、損をした状態で売ることになります。

教育費や住宅関連の支出も、別に見積もって残してください。

長期・分散・積立でリスクを抑える

長期・分散・積立の考え方。損失をなくす保証ではない
長期・分散・積立はリスクを抑える考え方であり、損失がなくなる方法ではありません。

長く続ける、投資先を分ける、定期的に買い続ける。この3つを指します。

  • 長期:当面使う予定のないお金で、長く運用を続ける
  • 分散:1社の株ではなく、世界中の株にまとめて投資する
  • 積立:毎月決まった日に、同じ金額分の商品を買う(高いときは少なく、安いときは多く買える)

たとえば、投資した100万円が70万円に減ったとします。その状態でも生活費や予定の支出を払えるか、始める前に考えておきましょう。

値下がりすると、同じ積立額で買える口数は増えます。ただし、価格が回復するとは限りません。

分散の効果と元本割れの可能性は、金融庁の資産形成の解説でも確認できます。

資産運用の種類と初心者向けの選び方

少額で分散投資を始めたい人には、投資信託も選択肢です。

すぐ使うお金は預貯金で確保し、長く使わないお金の運用方法を選びましょう。

資産運用の7種類とお金を増やす仕組み

資産運用の主な7種類。預貯金、債券、投資信託、株式、不動産、金、貯蓄型保険と、それぞれの増える仕組み
仕組みを簡単にまとめたものです。利益や元本が保証されるとは限らず、リスクや費用は商品によって異なります。

選ぶときは、利益の仕組みに加えて、管理の手間と、必要なときに売れるかも確認します。

  • 債券・金:外国債券は為替、金は市場価格で値動きする
  • 個別株:企業の業績や配当方針を自分で調べる。1社に集中すると影響が大きい
  • 不動産:管理を任せる場合も費用がかかる

年齢だけで候補から外さず、お金が必要になるまでの期間と、耐えられる値下がり幅で選びます。

かずとし

私の総資産2,069万円は預金・財形・年金なども含む残高で、投資の利益ではありません。資産の内訳を見る

私の資産内訳(2026年8月時点)+ タップして補足を読む− 閉じる

私も預金、投資信託、個別株、企業の年金などに分けて保有しています。総資産20,690,983円は残高の合計で、運用益ではありません。

資産残高・評価額
預金2,631,799円
財形貯蓄4,154,352円
投資信託2,965,516円
個別株5,313,416円
確定拠出年金(DC)4,249,362円
自社株1,316,539円
ビットコイン60,000円
合計20,690,983円
2026年8月24日時点の本人集計。財形の内訳は2026年4月時点の記録に基づきます。子ども名義の資産は含めていません。残高・評価額であり、累計入金額や運用益ではありません。

投資信託は少額から分散投資できる

投資信託のしくみ。あなたのお金が投資信託1本を通じて世界中の2,414社に分散投資される
組入銘柄数は2026年7月末時点。株式市場全体や為替の変動による損失はあり得ます。

投資信託とは、たくさんの人から集めたお金を、運用のプロがまとめて株や債券に投資する商品です。

  • 【少額】:100円から積み立てられる証券会社もある
  • 【分散投資】:1本で世界中の株に分散できるので、1社が潰れても影響が小さい
  • 【自動積立】:定期的な買付を自動化できる。生活や収入が変わったら金額を見直す
かずとし

私の場合は、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)を積み立てています。

2026年7月末の投資先は2,414銘柄です。出典は三菱UFJアセットマネジメントの商品情報・月次レポートです。

投資先や割合は毎月変わり、世界の株安や為替の影響も受けます。最終判断はご自身で行ってください。

「投資信託だから分散できている」とは限りません。特定の国や業種に集中する商品もあります。

投資先と費用を確認して選ぶ

投資信託を選ぶときの3つの確認点。何に投資するか、どこまで分散しているか、信託報酬などの費用はいくらか
費用は信託報酬のほか、購入時・売却時の費用が商品によってかかります。

まず、何に投資する商品か、投資先がどこまで分散されているかを確認しましょう。そのうえで、同じ投資対象の商品同士で費用を比べます。

信託報酬は、保有している間ずっとかかる費用です。手数料は運用成果を押し下げる要因です。

費用は商品の説明書「目論見書」、運用の結果は「運用報告書」で確認できます。

私が積み立てているオルカンの信託報酬は、年0.05775%以内(税込)です。低コストでも、株価や為替による損失はあり得ます。

銀行・保険・PayPay・FX・暗号資産の注意点

「銀行で買えるから安心」と、売っている場所だけで商品を選ばないようにしましょう。

  • 銀行窓口の投資信託:同じ商品の購入費用と保有費用を比べる
  • 貯蓄型・変額保険:保障内容、保険料の合計、途中解約で戻るお金を確認する
  • PayPayの資産運用:ポイント運用と証券取引を区別し、NISA対応・手数料を確認する
  • FX:レバレッジにより、預けた金額を超えて損をする場合がある
  • 暗号資産:価格変動や取引先のリスクがある。生活費を充てない

サービス名だけで優劣は決まりません。商品の条件と、自分の目的が合うかで判断します。

資産運用はいくらから?月の積立額の決め方

SBI証券の投信積立は月100円から始められます。

積立額は、生活費と貯蓄を差し引いた残りから、無理なく出せる額にします。

目的から逆算する(老後・教育費・住宅)

目的から毎月の積立額を決める試算。老後30年で2,000万円は月2万4,000円、教育費15年で500万円は月1万9,000円、住宅の頭金5年で300万円は預金で貯める
毎月末積立・年5%の月複利で計算した試算です。税金・手数料は除きます。5年以内に使うお金は預金で貯める前提です。

いつまでに、いくら必要かを決めると、毎月の積立額が見えてきます。

運用で増える金額は確定していません。想定より増えなかった場合も考えておきましょう。

住宅の頭金のように、使う時期が近く減らせないお金は預貯金で確保します。この記事では5年以内を目安にしています。

最低月100円から始められる

あやか

まとまったお金がなくても始められますか?

SBI証券の投信積立は、100円から設定できます(対象商品・設定方法による)。少額でも値下がりはあります。

最初は100円や1,000円で、値動きに慣れる方法もあります。

かずとし

私は2024年9月から、NISAのつみたて投資枠で毎月5万円を積み立てています。積立額は人それぞれなので、家計に合う金額で考えてください。

積立額別の20年シミュレーション

月1万円・3万円・5万円を20年積み立てた場合を、年率3%・5%・7%で計算しました。

年率は予測ではなく、結果の違いを見るための仮定です。元本も一緒に確認してください。

月の積立額年3%年5%年7%
月1万円328万円411万円521万円
月3万円985万円1,233万円1,563万円
月5万円1,642万円2,055万円2,605万円
20年間、毎月末に積立・月複利で計算。元本は月1万円=240万円、月3万円=720万円、月5万円=1,200万円。税金・手数料は考慮していません。年率は一定と仮定しており、将来の成果を保証しません。

赤字は年5%を仮定した計算結果です。値下がりや積立額の変更によって結果は変わります。

利回り5%は現実的?過去の実績と試算の違い+ タップして補足を読む− 閉じる

参考として、GPIFの市場運用開始以降の実績は年率4.95%です(2001年度〜2026年度第1四半期、GPIF公表資料)。ただし、GPIFは国内外の株式・債券を組み合わせており、個人が買う株式投信とは資産配分が異なります。この実績をオルカンの将来利回りに置き換えることはできません。

資産運用に必要な口座と決済方法

資産運用に必要な3つ。商品を買って保管する証券口座、現金かクレジットカードの決済方法、銀行の引落口座
現金で積み立てる場合、クレジットカードは不要です。

SBI証券では、現金でもクレジットカードでも投信積立ができます。

口座開設には、本人確認書類とマイナンバーの確認書類を用意します。カードを作るなら、引落口座も必要です。

投資信託や株式を買うための証券口座

証券口座は、株や投資信託を売買・保管する口座です。入金しただけでは投資は始まりません。

かずとし

私はオルカンの積立にSBI証券を使っています。三井住友カードと組み合わせるなら、ポイントの条件も確認してください。

  • 投資信託の取扱本数が多く、少額から買える
  • 口座開設・維持と投資信託の買付手数料が無料。保有中の信託報酬などは別にかかる
  • 対象カード・利用条件を満たせば、クレカ積立でVポイントが貯まる

楽天証券など他社と比べるなら、ポイントだけでなく、普段使うカードや画面の使いやすさも見ましょう。

すでに使い慣れた口座があれば、乗り換えが必要とは限りません。

SBI証券の公式サイトを見る

三井住友カードの年会費と積立ポイント

三井住友カード ゴールド(NL)の積立ポイント付与率。前年のカード利用額が年100万円以上は1.0%、年10万円以上は0.75%、年10万円未満は0%
通常の積立付与率です。再入会など例外があります。出典:三井住友カードの公式条件(2026年9月8日確認)

クレカ積立は、積立代金をクレジットカードで払う仕組みです。現金積立なら、新しくカードを作る必要はありません。

ゴールド(NL)の積立ポイントは、初年度1.0%です。2年目以降は、前年の対象利用額で変わります。

月10万円の積立に1.0%が12か月付けば、年12,000ポイントです。クレカ積立額は、年間利用額の集計対象に入りません。

還元だけを理由に積立額を増やさないようにしましょう。相場が下がったとき、損失をポイントで埋められるとは限りません。

ゴールド(NL)の年会費と無料になる条件

ゴールド(NL)の年会費は、通常5,500円(税込)です。年間100万円の対象利用で、翌年以降の年会費が永年無料になります。

ただし、年会費の無料条件と積立の付与率は別です。無料になっても、付与率が1.0%で固定されるわけではありません。

詳しくは公式の年会費・継続特典の説明と、ゴールド(NL)のメリット・注意点の記事で確認できます。

カード選びでは積立額より、普段の対象利用額と年会費の負担を先に見ます。年会費を抑えたいなら、一般カードも比べましょう。

条件を満たすための不要な買い物は避けましょう。対象外の支払いや集計期間は、100万円修行のコツと注意点で確認できます。

三井住友カード ゴールド(NL)の公式サイトを見る

資産運用の始め方:口座開設から積立設定まで

資産運用の始め方3ステップ(カード作成→口座開設→クレカ積立)を示したロードマップ図解
カード・口座とも未保有で、クレカ積立を選ぶ場合の一例。すでにカードや口座を持っている人は、その申込手続きを省けます。

SBI証券と三井住友カードで始める手順です。申込後は本人確認や審査があり、使えるまで日数がかかります。

いまの状態に合わせて、次の手順へ進んでください。

STEP1 クレカ積立を選ぶ人はカードを申し込む

カードも口座もなくクレカ積立を選ぶ人は、カードから申し込むと、口座開設へ続けて進める場合があります。

対象カードを持っている人と、現金積立の人は、この工程は不要です。STEP2へ進んでください。

カードの案内からSBI証券の口座を開くと、「三井住友カード仲介口座」になります。申込情報を引き継げるので、入力の手間が減ります。

仲介口座ではポイントサービスの選択に制約があります。違いは三井住友カードの口座開設案内で確認しましょう。

申込には、本人確認書類と引落口座を用意します。即時発行の案内があっても、審査状況によってはその場で終わりません。

申込完了画面にSBI証券の同時申込案内が出たら、STEP2へ進みます。出ない場合も、公式の口座開設案内から手続きできます。

条件を確認してゴールド(NL)を申し込む

STEP2 SBI証券で口座開設する

カード経由の同時申込か、SBI証券の公式案内から口座を開きます。オンラインで申し込めますが、本人確認と審査が必要です。

入力で特に確認したいのは、次の2つです。

  • 課税口座の種類:「特定口座(源泉徴収あり)」なら、原則として確定申告を省略できる
  • NISA口座の申込:他社でNISAを使っている人は、重複して申し込まず金融機関変更の手続きを確認する

他の口座との損益通算などで、確定申告をする場合もあります。会社員なら特定口座だけでよいとは限りません。

マイナンバーカードがない人も、使える書類の組み合わせを公式案内で確認できます。通知カードは条件があり、そのまま使えるとは限りません。

SBI証券の口座がある人は、新しく作らずSTEP3へ進みます。仲介口座へ変えると、ポイントや特典が変わる場合があります。

三井住友カード経由でSBI証券口座を開設する

STEP3 NISAで積立を設定する

NISA口座の状態を確認したら、積立を設定します。口座区分がNISAになっていることを確認したうえで、商品・金額・決済方法を選びます。

  1. 銘柄:私の場合はeMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)
  2. 金額:生活費や必要な貯金を差し引き、毎月無理なく払える積立額
  3. 決済方法:三井住友カード(クレカ積立)

これは私が選んでいる例です。何年運用するか、どこまでの値下がりなら困らないかを考え、交付目論見書を読んでから判断してください。

設定内容は、確定前の確認画面でも見直しましょう。

クレカ積立は、SBI証券に三井住友カードを登録し、決済方法をカードにします。メインポイントを変えなくても、買付分のVポイントは貯まります。

出典はSBI証券の公式FAQ「クレカ決済でポイントを貯める方法」です。現金積立の人はカード登録を飛ばし、口座に買付資金を用意してください。

積立の締切と設定後の確認

三井住友カードの設定締切は通常毎月10日です。締切までの設定が、翌月分に反映されます。

2025年5月9日以降に新規設定・変更する注文希望日は、毎月7日・8日・9日から選びます。既存設定には例外があります。

画面の次回発注予定も確認してください。出典はSBI証券のクレカ積立スケジュールです。

設定後は、初回の注文と決済が予定どおり行われたかを確認します。ポイントは、所定の時期に反映されます。

収入や家族の支出が変わったら、積立額を見直しましょう。

クレカ積立の設定方法を見る(SBI証券公式)

資産運用のよくある質問

Q. 資産運用で何が一番いいですか?

自分に合う方法は、お金を使う目的や家計によって違います。生活費や近いうちに必要なお金は預金で残しましょう。

当面使わないお金なら、NISAで複数の投資先に分けて積み立てる方法もあります。株式に投資する投資信託は値下がりもあるため、何年間続けられるか、いくらまでの損失なら生活に困らないかを考えてください。

Q. 1,000万円を運用すると、どれくらい増えますか?

年3%で10年なら約1,344万円、年5%なら約1,629万円という年複利の試算です。税金・手数料を含まず、実際の利益を予測する数字ではありません。

一度に投資するか、毎月少しずつ投資するかは、お金が必要になる時期と、値下がりしても生活に支障がない金額を考えて決めましょう。

Q. 公務員や会社員でも資産運用していいですか?

一般に、個人の株や投資信託による資産運用は可能ですが、職種や勤務先による制約があります。勤務先の服務規程や取引ルールを確認し、仕事で知った未公表情報を使う取引はしないでください。

公務員の兼業規制も職種・活動内容で扱いが異なります。

Q. プロに任せたほうがいいですか?手数料は?

相談や運用を任せるサービスは、提供内容と費用をセットで比較してください。サービス利用料に加え、組み入れる商品の費用がかかる場合があります。

自分で投資信託を買う場合と比べて、相談できる内容や投資先の割合を調整してもらえるかも違うため、費用の総額と何を任せられるかを確認します。

Q. 投資信託とNISAはどっちが得ですか?

投資信託は商品、NISAは対象商品の利益を非課税にする制度です。NISA口座で対象の投資信託を買うという組み合わせができます。

ただし元本割れはあり、NISAで出た損失を、課税口座の利益から差し引いて税金を減らすことはできません。

Q. 5年だけ積み立てるとどうなりますか?

月5万円を年5%と仮定して5年間積み立てると約340万円です(毎月末積立・月複利、税金・手数料を除く)。5年後に必ずこの額になるわけではありません。

その時点で使う予定が決まっているお金は、値下がりしたまま売るリスクも考えておきましょう。

まとめ:使う時期に合わせて貯金と投資を分けよう

  1. 資産運用とはお金にも働いてもらって増やすこと
  2. 金利より物価上昇が大きいと同じ金額で買える量が減る。将来の物価・金利は一定ではない
  3. 課税口座の上場株式等の利益には通常約20%の税金。NISAは対象商品の利益を非課税にする制度
  4. 投資信託は投資対象・分散・費用を確認。低コストでも値下がりはある
  5. 始める前に急な出費や近いうちの支払いに必要なお金を残す。必要額は家計によって異なる
  6. 積立額は生活費や必要な貯金を差し引いた残りから、無理なく続けられる金額にする。試算どおりに増えるとは限らない
  7. SBI×三井住友はクレカ積立の一例。カードを作らない現金積立も選べる

まずは毎月の収支と、近いうちに使うお金を確認しましょう。投資に回せる額が決まったら、口座の準備と積立設定へ進んでください。

この記事を書いた人

かずとし

かずとし

会社員投資家・FP3級

  • 総資産 2,069万円(2026年8月時点・20代で到達)
  • 高配当株の年間配当 127,427円
  • 給料から毎月10万円を天引き。NISAでオルカンを月5万円クレカ積立(2024年9月〜)
  • 高卒でインフラ企業に入社、勤続10年の会社員
  • 3級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP3級)

先取り貯蓄やNISAの積立など、会社員として続けている資産形成の実践を紹介しています。

家計管理や資産形成の実践は、かずとしのXでも発信中です。

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免責事項

本記事は情報提供を目的としたもので、特定の金融商品の勧誘や投資助言ではありません。記載した数値は執筆時点の公表情報と筆者の計算にもとづく目安で、将来の運用成果を保証するものではありません。投資の最終判断はご自身の責任で行ってください。

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かずとし

かずとし|会社員投資家・FP3級 ・総資産 2,069万円(2026年8月時点) ・高配当株の年間配当 127,427円 ・毎月10万円を給料から天引き ・NISAでオルカンを月5万円クレカ積立(2024年9月〜) ・高卒でインフラ企業に入社、勤続10年 先取り貯蓄やNISAの積立など、会社員として続けている資産形成の実践を紹介しています。

-STEP1:資産運用の始め方